キーレス電卓の試作品
1975年にシャープの江崎哲氏がデザインしたキーレス電卓の試作品です。
「世界で最初のキーレス製品」ともいえる貴重な試作品です。
電源を入れると上の写真のように液晶画面にキーが表示され、画面がタッチパネルになっているので計算をすることができるというアイデアです。
非常に先進的なアイデアではあったものの、当時でもタッチパネルと単色液晶は手に入ったので技術的には製品化は可能でした。
しかし当時としてはアイデアが先進的過ぎたのか製品化までには至りませんでした。
このアイデアは後にiPhone でも採用されており、この時製品化されなかったことは悔やまれますが、この研究成果が後のフラットな EL-8152の開発に繋がった点では一定の役割を果たしたと考えることもできます。
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