1960年代における電卓の発売状況
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1962年 |
Anita MK8 (Bell Punch) |
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英国の Bell Punch社が製造、Sumlock
Comptometer 社より発売された世界で最初の電卓。 |
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1963年 |
アレフゼロ 101(大井電気) |
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大井電気は通信、制御機器の専門メーカー。1949年東洋通信機工業から、当時電力搬送の第一人者であった石田寛をはじめとする技術系の人たちがスピンアウトし、発足したベンチャー企業あり、常に技術的に新しいものへ挑戦していく雰囲気があった。 |
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CS-10A (Sharp : Hayakawa electric) |
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CS-10は、シャープ(当時は早川電機)が1964年3月に発表し、6月に発売した世界で最初に販売されたオールトランジスタ電卓である。
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Canola 130 (Canon) |
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キャノーラ 130 は1964年5月東京晴海で開かれた第28回ビジネスショウで発表され、10月に発売された日本で最初の電卓の一つ。 |
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1965年 |
001 (CASIO) |
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1965年9月に発売されたカシオ初の電子式卓上計算機。 |
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BC-1001 (Toshiba) |
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1965年に東芝が初めて発売した電卓。 |
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1966年 |
BC-1411(Toshiba) |
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1966年12月に発売された東芝2代目の電卓。14桁1メモリ。価格は390,000円 |
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Busicom 161(日本計算機/Busicom) |
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1966年7月発売された日本で最初の超小型コアメモリーを採用した電卓。
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DK-141(SANYO) |
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1966年10月、大阪で開催されたビジネスフェアに出展された三洋電機初の電卓。シリコントランジスタを採用。 トランジスタを890本、ダイオードを2840本使用し、16kgあった。 |
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Calther (キャルサー) 130(Brother) |
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1966年10月に発売されたブラザー最初の電子式卓上機。 使用しているトランジスターは552本、ダイオードは1434本。本体重量は12.5kgあった。 価格 360,000円だったが、リーフレットでは280,000円と価格改定がされていた。 |
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1967年 |
SOBAX ICC-500 (Sony) |
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1967年6月に発売されたソニーの最初の電卓。 非常に高度な技術を駆使した電卓で、モジュールICの採用、磁歪遅延腺の開発、数字表示管の改良などが行われていた。 しかし、これと合わせて重要なことは、ICC-500がこの当時既に「携帯電卓」を意識して作られていたという点である。 |
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Compet 16 (CS-16A) (Sharp) |
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1967年12月に発売されたMOS型ICを使った世界初のオールIC電卓。 |
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1968年 |
ICC-141(Sanyo) |
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1968年4月に発売された三洋電機最初の電卓。LSIをわが国で最初に搭載した電卓。
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BC-1401 (Toshiba) |
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1968年12月1日に発売された東芝最初のMOS型ICを搭載した電卓。
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1969年 |
Coutesy of Mr.Kariya |
Calther (キャルサー) 514(Brother) |
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1969年10月に発売されたオールIC電卓。14桁完全メモリー付きで簡単な操作、豊富な演算能力、そして驚異的な低価格の電卓。 |
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QT-8D (Sharp) |
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1969年発売されたMOS-LSI搭載電卓。 |
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電卓博物館公式ガイドブック
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