ティール (東京電子応用研究所 TEAL:Tokyo Electronic Application Laboratory)

TEAL社についてはわからない点が多い。
TEAL社製の電卓についてはラベルに"TEAL INDUSTRIES,INC CARSON, CALIF,"と書かれており米国のメーカーのようにみえる。

しかしNHK「出版「電子立国日本の自叙伝」によれば、ティール社は、電気機械振興協会卓上電子計算機分科会の佐々木正会長がタムラ製作所の援助で1968年ごろ頃設立した電卓専業メーカー東京電子応用技術研究所 (:Tokyo Electoronic Application Lab)をさす。同社は長野県に2つの工場を持ち、海外では"TEAL"のブランド名でデパート経由で販売する一方、国内ではキャノン、東芝、日立などにOEMで電卓を供給していた。その後激烈な電卓戦争に巻き込まれ1978年1月に倒産した。

両社についてはどのような関係があったのか不明な点が多い。一番可能性のある解釈は、日本のTEAL社が米国の小売業と手を組み米国の法人TEAL Industries を通じ広く世界へ販売したというものであるが、情報量が少なく真偽のほどは明らかでない。

またTEAL社は非常に初期の太陽電池式電卓を発売し、説明書によればPHOTONVは世界最初の太陽電池式電卓とのことであるが、いつ発売されたかなどの情報が少なく、特定が難しい。



Photo courtesy : Mr.T.Yoshida

Uniuse √121-M

東京電子応用研究所 (Tokyo Electronic Application Laboratory)が1973年1月に発売した電卓。




826

蛍光管タイプの電卓。カリフォルニアで使われていたもの。CPUは三菱電機製。蛍光管の裏側には"FUTABA"の文字が見える。裏面には"TEAL INDUSTRIES, INC. CARSON CALIF 90748 MADE IN JAPAN"と書かれている。シリアルNo.184321。
単3電池2本あるいはACアダプター使用。80(W)×124(D)×21(H)mm。


東芝ビジネスマシンHomeland 8008と同じシリーズ。
内部のスタンプをみると826は1977年6月なのに対し8008は1977年2月。
LSIは826が三菱なのに対し8008はNECとなっている。
東芝ビジネスマシン社は東芝の販売子会社であったことから製造はTEAL社が行い、HOMELANDブランドで販売されたと推測される。


LC812

黄色液晶の電卓。本体が金色のため非常にしゃれたデザインとなっている。
TEAL社の製品は国内向けはOEMが中心だったが、この電卓は自社ブランドで国内向けに販売された希少なもの。
秋葉原のジャンク屋で偶然みつけた。
70(W)×108(D)×13(H)mm。ボタン電池2個使用。シリアルNo.111392。




PHOTON V

世界で最初の太陽電池式電卓。

Card type calculator





PHOTON

初期の太陽電池式電卓。
発売時期は未定だが、V-007と同じ1980年頃に発売されたものとみられる。
名前からしてPHOTON Vの前身のような感じがするが、液晶の大きさからしてPHOTON Vの方が先に発売されたのかもしれない。
太陽電池式のためオンオフスイッチは付いていない。
黄色液晶。日本製。