カード電卓 (ノーマルタイプ)(シャープ、カシオ以外)

カード電卓
→ ノーマルタイプ(シャープカシオその他
絵柄
複合・デザイン

シチズン (Citizen)

CARRY MiNi


W2


W6


W9



W11


MC-300




キヤノン (Canon)




LC-6

78年8月に発売されたカードサイズの薄型電卓。キヤノンの電卓としては初めて厚さ3mm を下回る2.9mmを達成した。
真ん中の丸い部分はボタン電池を入れる場所。



シルバー

LC-7 (Silver)

1979年2月に発売された厚さ1.9mmのカード電卓。
当時世界で最も薄かったのは前年11月に発売されたカシオのLC-79で厚さは2.0mmだったがLC-7はそれを0.1mm下回った。
作りは精巧で、初めてフレームに亜鉛ダイカストを使って、曲げ、ねじれに対する強度を確保した。
ボタンは薄型化を図るため押しやすさを犠牲にされる傾向があるが、LC-7についてはゴムでできており間隔も広く、押しやすくなっている。
機能面では、8桁、1メモリー、√、%、±キーの他、オートパワーオフ機能も付いており、リチウム電池1個で2,000時間使用することができた。

価格は本体価格が5,500円で、これに400円のケースが付属し、5,900円で販売された。
色はシルバー、ブルー、ブラックの3色。
54(D)×84(W)×1.9(H)mm。37g (電池込み)。






ブルー

LC-7 (Blue)




LS-720W

1979年に発売された厚さ 1.9ミリのカード型電卓。
ホワイトタイプ。他にブラックタイプが発売された。
2,900円。

LS-707


DM-721



三洋電機 (SANYO)

CX-8181L (サコム ミニ)

2.9(H)×94(W)×57(D)mm。
3.6g。



CX-16 (R)

1986年頃発売された三洋電機のアモルトンカード電卓。
厚さ2.8mm。重さ15g。
レッド(R)タイプの他、ブラック(K)、クリーム(C)、グレー(GR)、マーブル(ML)の5タイプがあった。
標準価格3,000円。

1987年1月のパンフレット

CX-16S

CX-16と同様、1986年頃発売された三洋電機のアモルトンカード電卓。
厚さは2.0mmとCX-16より0.8mm薄いが、重さは22gと7g重い。
ブラック(K)タイプの他、ブルー(B)、ピンク(P)、ゴールド(GO)、シルバー(S)タイプがあった。
標準価格3,000円。

CX-8C2

三洋電機のカード電卓。CX-16Sと比べ受光部が小さくなっており、より後に発売されたものと推測される。

1987年1月のパンフレット

CX-0V5





CX-0V6



東芝 (Toshiba)

LC-866

初期のカード電卓。


LC-854WA

時計、アラーム機能の付いたカード電卓。




松下電器/松下通信工業 (National :Matsushita)

JE-373 (National :Matsushita)



JH-150 (National :Matsushita)

ナショナル電子メモ。
メモ容量150件。シークレット機能付。
リチウム電池 CR2016 1個使用。連続600時間使用可能。
5(H)×86(W)×54(D)mm。26g(電池込み)。



オムロン (OMRON)


OMRON LC8000




OMRON LQ8100




OMRON 826M




その他

EC-201 (TEC)

1979年にテック電子より発売された世界で最初の充電池を搭載しない太陽電池式電卓。("THE WORLD'S FIRST PURE SOLAR POWERD ELECTRONIC CALCULATOR")
製造は東和サン機電で型番はTOWA V-001。国内はテック電子を通じEC-201として、海外はTEAL社を通じてPHOTON Vとして発売した。
価格が7000円と高価だったことからそれほど売れなかったようである。

初期の太陽電池のため、現在の太陽電池式電卓と比べ受光部が非常に大きくなっている。

(注 この電卓については、情報がはっきりしない点が多い。
東和サン機電(現在の東和メックス)のホームページには V-007 の記述はあるが、V-001 の記述はない。
世界で最初の太陽電池式電卓を開発したとするとなぜこのことをホームページに書いていないか謎である。
この件について現在の東和メックス株式会社に問い合わせたが返事をいただけなかったうえ非常に冷たい対応を受けた。もうすこし一般の人からの問い合わせにも丁寧に対応してほしいものである。)



EC-205S (TEC)

EC-201の後継機。
液晶がグレータイプに変更されている。
日本製。



PHOTONV (TEAL)

TEAL社から発売されたEC-201の海外バージョン。
Solar パネルが異なっている以外は同じものである。




Elektronika B3-38

1983年に発売されたロシア製のカードタイプ電卓。






MONROE M110

MONROE社が発売したレアなカード電卓。
台湾製。



ST-1 (Braun)

1987年発売されたブラウン社唯一のクレジットカードタイプ電卓。
ブラウン社らしく黒で統一されている。ドイツ Dietrich Lubs のデザイン。
MOMAのパーマネントコレクションにもなっている。



ZZD-T030(G) (プラマイゼロ:PLUS MINUS ZERO)

2009年12月に発売されたカード電卓。
深澤直人氏がデザインし、2010年度グッドデザイン賞を受賞。

審査委員の評価は、
「従来からこのようなサイズ、スペックの電卓は数多くあるが、このプロダクトは他と一線を置く美しいプロダクトにまとまっている。本体のコーナーをR形状で構成し、手帳やポケットに引っ掛からず、スムーズに収まるコンパクトボディ、緻密なレイアウトがなされた整ったグラフィック、美しい色展開などが評価された。小型ながらも液晶の文字は見易いようにオリジナルで作くられたことにも誠実さが現れている。」というもの。

イエロー、ホワイト、ブラック、レッド、グリーンの5色が発売された。
1,260円。


深澤直人氏プロフィル
±0デザインディレクター。 
1956年山梨県生まれ。80年多摩美術大学卒業。 米IDEO社、同社東京支社長を経て2003年、Naoto Fukasawa Design設立。主な作品に無印良品のCDプレーヤー(MoMA永久収蔵品)、携帯電話Infobarやneon、家電雑貨ブランド±0など。近年はイタリアのDriade、Magisなどから新作を相次いで発表し話題となる。米国IDEA金賞、ドイツif賞金賞、英国D&AD金賞、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、第5回織部賞などを受賞。武蔵野美術大学教授、多摩美術大学客員教授。



BO-196 (無印良品)

中国製。

MAHARAJA の電卓 (MAHARAJA)



SERIES 32 (Pierre Cardin)

Pierre Cardin シリーズの電卓。
台湾製。

SERIES 50 (Pierre Cardin)

Pierre Cardin シリーズの電卓。
香港製。






アマダナ LC-404SV (シルバー) (REALFLEET)

アマダナLC-404シリーズは、2008年5月に発売されたカード型電子計算機のシリーズ。ブラック、シルバー、ゴールドの3色が発売された。
カード電卓ながら12桁まで計算できるという高機能のにもかかわらず、非常にシンプルにまとめ、その質感を追求するという新しいコンセプトのカード型電子計算機である。
ヘアライン加工で光沢を出した表面と、サンドブラスト加工を施した側面とのコントラストが金属特有の美しさを引き出している。キーの形状はスラント式を採用。コンパクトながら片手でも簡単に操作ができるようになっている。
90(W)×55(H)×8(D)mm。


LC-18 (LEXON)

洒落たLEXONのカード型電卓。
裏側はカードホルダーになっている。


LC-55 (LEXON)

2004年からレクソンに参加した新進気鋭のデザイナーSam Hecht (サム・ヘクト)が手がけたクレジットという名前の電卓。名前のとおりクレジットカードを連想させるデザインをしており、文字部分がちょっとだけ膨らんでいて液晶画面も真っ黒。これがクレジットカードの磁気テープのように見え、横並びの浮き出た数字とフォントもそれっぽい雰囲気を出している。
色はベージュ とグレーの2種類。材質 ABS樹脂 。サイズ 86(W)×54(D)×2.1(H)mm。

LEXON calculator

SC-2 (Busicom)

ビジコン社が発売した電卓、ボールペン、名刺入れ、アドレス帳、レポート用紙からなるノートパッドに付いていた電卓。
ボールペンには時計機能が付いている。

8CC (Brother)

珍しいブラザーのカード電卓。
ON、OFFキーが別々に配置されている。



CC192 (ATARI)

ATARI の電卓。
ATARI のライセンスで台湾の企業R.O.C.により製造されたもの。

CG91G (ATARI)

ATARI の電卓。
ATARI のライセンスで台湾で製造されたもの。


cdmaOne (-)

ワンタッチ通貨換算機能が付いている。



CURRENCY EXCHANGE CALCULATOR (Coca Cola)

コカコーラのロゴの付いた通貨換算電卓。


HC308 (無印良品)

無印良品の電卓。下のANSWECARD の無印良品へのOEMバージョン。
525円。2004年、中国製。


ANSWERCARD dx (Stonewells)

見易い超特大数字の液晶ディスプレイを搭載。
円形のキートップにはクリック感がある。
日本で企画デザインされ、中国で生産されたもの。
定価 1,480円。購入数量により単価は230円まで低下。

ANSWERCARD (Stonewells)

見易い超特大数字の液晶ディスプレイを搭載。
クレジットカードサイズで厚さ3.3ミリの薄型設計。
日本で企画デザインされ、中国で生産されたもの。
定価 1,480円。購入数量により単価は230円まで低下。




Phote courtecy : Mr.Frank Boehm

M300 (Aristo)


SLIM CARD (-)

香港製。
「SOLAR CELL CALCULATOR 111」の表示がみれる。


Metallic (-)



Gold (-)

平成3年頃のもの。


Silver (-)



Plastic (-)

中国製。製造メーカー不明。
岡山の100円ショップで販売されていたもの。
透明なプラスチックが周りを囲んでおり、裏面は鏡となっている。
発売元 WATTS 株式会社 ワッツ。

Orange (-)





Black (-)

通常よく見かける黒いタイプの電卓もよくみるとバリエーションがある。






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