Commodore Calculator
コモドール社も、80年代初めにはパソコンを製造し有名な企業だが、同社も早い時期に電卓市場に参入している。同社の最初のモデルはC110だが、Bowmar社のOEM。Minutesman(MM)シリーズとUSシリーズが同社が製造した最初のもの。次いでGreen line(GL) 及び Custom green lineが発売された。SR (Slide rule) シリーズは関数電卓。その後 LCDタイプが発売される。




Photo courtesy : Mr.Frank Boehm

612






Photo courtesy : Mr.T.Yoshida

C108

Omron 800のCommodore 社へのOEMバージョン。
Omron 800 は、高品質、高性能、かつ低価格を武器に海外へ積極的に販売された。コモドア社との間で年間12万台の輸出契約が結ばれ積極的に輸出された。
米国にでは初めて200ドルを破る199ドル95セント(約72,000円)という価格設定でセンセーションを巻き起こした(日本国内では49,800円)。





Photo courtesy : Mr.Frank Boehm

Minuteman 1

1972年に発売されたコモドール社の最初のモデル。
$118。





Minuteman 2

コモドール社の2番目のモデル。手こぎボートタイプの電卓。91(W)×154(D)×43(H)mm。1972年発売。米国カリフォルニア製。






Minuteman 3




Minuteman 6

1974年に発売されたMMシリーズの小型 LED電卓。9Vの乾電池使用。表面が金属製で非常に変わった形状の小型電卓。当時の価格は$30。日本製。





各社の小型蛍光管電卓

385R

コモドール社の初期の小型電卓。充電式。英国製だが内部をみると日本製の部品がたくさん使われている。
基盤には"GICO 50.2.12 L22"の文字があり、1975年頃発売されたものとみられる。
78(W)×104(D)×27(H)mm。






Photo courtesy : Mr.Frank Boehm

3101

ジーンズデザインの電卓。






Photo courtesy : Mr.T.Yoshida

US-1




US-4

1972年発売された8桁の蛍光管電卓。単3電池4本またはACアダプター使用。86(W)×35(H)×138(D)mm。当時の価格は$149。日本製。




774D

774D も手こぎボートタイプだがMM2と比べスリムな形をしている。1973年 アメリカ製。






786D

8桁表示、47桁まで計算可能。
完全浮動小数点。完全浮動マイナス符号。

9V電池使用。
日本製。



301

珍しい横型の充電式電卓。本体を薄くするため、充電池を左に配置し、こうしたデザインになった。これにより本体は14mmという薄さを実現した。この薄さとアルミの質感を生かした、すらりとしたケースが洒落たデザインを実現した。ディスプレイは赤のLEDタイプ。日本製。


GL-997RF

Custom green line シリーズの電卓。充電式。
内部の基盤に書かれた数字からして1975年ごろ作られたものと考えられる。
日本製。



N-60

60のキーが付いたナビゲーション電卓。
英国製だが部品の多くは日本製である。

ポケットタイプ関数電卓