Texas Instruments

テキサスインスツルメント社は米国に拠点を置くICチップメーカー。1967年には世界で最初の携帯電卓 Cal-Tech を開発したことでも有名。Cal-TechはICの活用をデモする目的で製作され、販売までは至らなかった。同社は、ICをCanonやBowmarをはじめとした多くの電卓メーカーに供給したが、1972年に自ら電卓の生産に乗り出したこれがTI-2500 (Datamath) である。
現在米国のメーカーで電卓を発売しているのは、Texas Instruments と Hewlett・Packard のみとなった。しかし現在では両社とも米国国内では電卓を製造していない。




Photo courtesy : Mr.Toshiro Hata

TI-5100


TI-5030



Photo courtesy : Mr.Toshiro Hata

TI-3000



TI-2500B (Datamath)

テキサスインスツルメント社のポケット電卓。テキサスインスツルメント社は1967年、世界で最初の携帯電卓カルテクを開発したが、製品化しなかった。TI-2500は、1972年にTI社が開発、製品化した最初の電卓。本体内に充電池があるタイプと乾電池タイプの2つのタイプがある。米国製。

TI-2550

1974年に発売された。少数点の桁数を指定できる。角ばったデザインの電卓。
単3電池4本またはACアダプター使用。
当時の価格$99.95。米国製。





Photo courtesy : Mr.Masahiro Okada

TI-1200

LED表示、TI2500とは違い、各桁にレンズがついていて拡大して見えるタイプ。
$14.88。1975年。米国製。





TI-30

TI-30は1976年に発売された。
非常に安価だったことから爆発的に売れ、かって発売された電卓の中で最も多く生産、販売された電卓のひとつであるといわれている。
9Vのバッテリー使用。$24.95。米国製。



Spirit of 76

アメリカ建国200年を記念してテキサスインスツルメント社が1976年に発売したモデル。
内部の構造は非常にシンプルで、特にキーボードは非常に単純化されたものとなっている。
当時の価格は$12.95。米国製。



Photo courtesy : Mr.Junya Hayashi

TI-55






TI-59 (TI Programmable 59)

1978年に発売されたプログラム関数電卓。
手前に磁気カードリーダーが、裏側には交換可能なメモリーモジュールがついている。
充電式。当時の価格 $299.95 。米国製。

SR-50A/SR-51A




SR-51-U

関数、金融電卓。充電式。
1976年発売。当時の価格 $80。
米国製。

SR-52/SR-56



MBA

1978年に発売された関数電卓。
充電式、当時の価格$55.95。米国製。

1999年4月  ニューヨークに行ったときフリーマーケットで$5.00で購入。


Flea market in NewYork




Photo courtesy : Mr.Junya Hayashi

TI-1265

TIには、珍しい?青色の表示の電卓。TI-1200と似た形。9Vの充電式電池で駆動。1976年頃。米国製。






TI BA U PLUS

2000年に発売された。当時の価格$34.99。




Photo courtesy :Mr.Junya Hayashi

TI BA-V

1986年に発売された。イタリア製。
TI-55-U





TI-30 STAT

1990年に発売された。イタリア製。


Photo courtesy : Mr.Junya Hayashi

TI-30XUB

計算履歴が確認できる。1999年に発売された。$13.99。タイ製。





TI 66 (Texas Instruments)

TI-66 は、 TI-58/TI-59の後継機として1983年に発売された横型のプログラマブル電卓である。
同社の他の機種と比較して非常に薄く、洗練されたデザインとなっている。
この独特の横型のシリーズは以下の4つのモデルからなる。

機種発売年特徴
TI-62 Galaxy198660シリーズの基本モデル
TI-651987Integrated timer
TI-661983Connects to PC-200 printer
Galaxy 671992Alphanumeric display


テキサスインスツルメントは、多国籍企業でアメリカ、イタリア、台湾、マレーシア、中国で電卓を生産した。しかし製品設計の多くは日本で行われた。 TI-66 は、日本で日本人とアメリカ人が共同で設計したもので、生産は東芝が行った。しかし国内では販売されていない。他に日本で生産されたものとしては TI-1750 (最初のベストセラー電卓)やTI-30SLR(TI-30の太陽電池版)などがある。

TI-5000

1982年に発売された10桁プリンター機能内蔵ポケット電卓。
単三乾電池4本あるいはACアダプター使用。東芝製のチップを使用。
72(W)×131(D)×22(H)mm。日本製。


TI-5050M

1976年発売されたディスプレイのないプリンター電卓。非常に大きく小型の卓上電卓といったほうがよい。
当時の価格$94.95。米国製。


TI-2800

1988年に発売された世界で最初のペーパーレスプリンター電卓。
印字紙への印刷を液晶表示にした。
右側がメインディスプレイ、計算結果は左側に6行表示される。
上下の矢印キーを用い、画面をスクロースすることで99行までの表示ができる。

TI社はその後、TI-5028、TI-5038、TI-5048、TI-5128といったペーパーレスプリンター電卓を発売した。

Dataman (Texas Instruments)

テキサスインスツルメント社が発売した子供向け学習電卓。
ロボットの形をしている。エルサルバドル製。


Mickey Mouse (Texas Instruments)

1993年ごろ発売されたTexas Instruments 社のミッキーの電卓。
太陽電池式。中国製。



キャラクター電卓