デスクトップコンピュータが家庭で普及すると人々は外で使用するモバイル機器を必要とした。しかしこうしたパソコンはなかなか登場しなかった。こうした中、1988年にエプソンから発売されたWord Bank noteは、パソコンおよびワープロ専用機の端末であることを意識してプリンタなどを切り離し、パソコンと通信できるワープロとして登場した。また、Word Bank note 軽く、安価でもあったことからデスクトップコンピュータのターミナルとしても爆発的な人気を得た。
ただ、同機は、液晶部分が小さく長い文章作成には向かなかった。後に発売されたシャープのWV-500や三洋電機のES'100などは液晶ディスプレイを折りたたむ形にして大きなディスプレイを実現している。
リコーが発売した超薄型ハンドヘルドワープロ。厚さわずか12ミリのA4サイズながら16ビットのCPUを内臓している。
CUVAXにかけるリコーの意気込みは強く、「Private Information System」、「デジタル・ステーショナリー」といった言葉を用い、従来のワープロとは違うことを盛んに強調した。しかし一般にはあまり受け入れられず、しばらくして姿を消した。当時のことを知る人には懐かしい響きの文具である。