電卓付きボールペン(Calcupen)



Calcupen 1 (Satolex) (LED type)

Calcu-pen は1975年発売された非常にユニークな電卓機能をもったボールペンである。
星電器製造が Satolexというブランドネームで販売したものである。
電卓の部分はシャープが製造している。
金属製で、ずしりとした重量がある。側面にある5つのキーは4角形の形状をしたスイッチになっている。スイッチはそれぞれ4方向に動き、数字キーや機能キーの機能を果たす。ディスプレイは8桁の赤の LEDである。単5電池使用し、電源のOn/off はペン先と反対にあるローリングスイッチによる。ペン先はノブを回転させ出し入れする。
非常に精巧にできており、外見も洗練されている。
当時を代表する工業芸術品の一つといっても過言ではない。
日本製。

※星電器製造は昭和22年(1947年)に古橋了により古橋製作所として設立された。
ジャック、スイッチ、コネクターといった機構部品やヘッドホン、マイクロホンといった音響部品の分野で独自の地歩を築き、関西電子部品業界でもユニークな存在だった。

Calcupen 2 (Gold type) (Satolex) (LCD type)

同じく1975年に発売された。
金メッキタイプは7,000円。
銀メッキタイプは6,000円。



Calcupen 2 (Silver type) (Satolex) (LCD type)



Calcupen 3 (Satolex) (LCD Slim type)

Satolex製。



シャープペン


ボールペン

ボールペン

TEZET (Shachihata)

1987年2月に発売された電卓機能付きペン。
ペン本体に加減乗除やべき乗計算ができる8桁電卓を組み込んだ非常にスレンダーで洗練されたデザインの電卓。
シャチハタ工業はスタンプメーカーであるが、事務用品の総合メーカーへ企業イメージを転換するためこの商品を発売した。印鑑以外はシャープのOEM。

長さ15.4cm、幅1.5cm、厚さ0.7cm。重さ21g。

ボールペンを内蔵したものとシャープペンを内蔵したものがあり、価格はボールペンタイプが5,700円、シャープペンタイプが6,000円。
色は白、黒、赤の3色。







TEZET SV (Shachihata)

1989年1月に発シャチハタ工業から売された電子手帳機能付きボールペン。

約160人分の名前や電話番号を記憶できる「電話帳機能」、会議などの日時や場所を記憶できる「スケジュール機能」、電卓機能、カレンダー機能、データメモ機能を備えている。

本体の色は黒と青の2種類。
印鑑の付いたタイプと印鑑の付かないタイプ(頭の部分のキャップをはずしネーム印を装着することが可能)がある。

価格は印鑑の付いたタイプが9,800円、付かないタイプが8,800円。


計算機能10桁 加減乗除 パーセント メモリー計算など
電話帳機能名前 番号の記憶/呼び出し データメモ計算
スケジュール機能用件 日付 時刻の記憶/呼び出し 曜日確認
メモリー容量約160人分
外形寸法 重量(ネーム付)167(W)×19.5(D)×7(H)mm 32g
(ネーム無)140(W)×19.5(D)×7(H)mm 28g
使用時間 連続約1000時間
自動節電方式 約7分後自動OFF


Calculator Pen (B) (Maker unknown)

Calculator Pen (R) (Maker unknown)


Mickey pen (Disneyland)

ロサンゼルスのディズニーランドで販売されていた電卓付きボールペン。上部に物差しがついている。