| CM35 (Garret)
米国カリフォルニア州サンディエゴにあった Garrett comtronics 社のデスクトップ電卓。
ヘルメットの形をした非常に斬新なデザインの電卓。
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| Drillmaster (Digitor)
大変スペーシーなデザインのドリルマスターという知育計算機。
1985年頃アメリカで発売されたもの。
+−÷×の問題を解くための練習機。
コンピューターが10題づつランダムに計算問題を出して解答数と問題を解いた秒が表示される。
合うと右に笑う表情のマーク、間違えると悲しい表情のマークが出る。
デザインも洒落ており、飾って置くだけでもインパクトがある電卓である。
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| CD 200 (Olympia)
ニキシー表示管を搭載した非常に奇抜なデザインの電卓。「最も醜いデザイン」の電卓という人もあるが、見方によっては非常に斬新なデザインでもある。ドイツOlympia社が販売した電卓だが製造は日本。
当時Olympia社には松下通信機工業が電卓をOEM供給していたおり、これも松下が製造したものと考えられる。ただ日本国内では全く販売されておらず、デザインなどはOlympia社が行ったとみられる。
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Photo courtecy : Mr.T.Yoshida | C1 (Sears)
Sears 社は米国のデパートチェーン。同社はBowmer社、Rockwell社、APF社などの製品を販売した。しかし、Montgomery Ward 社やRadio Shack 社と違い、ほとんどの製品は本体のデザインなどについて同社向けに設計したり、既存の製品を再設計したりした。
C1はLloyds Accumatic 100 と同様、ロックウェル社製の液晶を搭載した世界で最初の液晶電卓の一つ。ただAccumatic 100と異なり電池駆動はできなかった。外観は似ているもののディスプレイ部にはフリップトップは付いてない。
本体はプラスチック製で、上半分が青、下半分が白となっている。派手ではないが、当時の流行のレトロな雰囲気が漂うスペース時代を代表する洒落たデザインの電卓である。
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C1 のマニュアル
C1 の操作法の他、C1 が1チップマシンであること及び当時最先端の技術である液晶を使用していることが書かれている。 |
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| MC840 (Miida)
Miidaのブランドは、かっての総合商社丸紅飯田のブランド。
丸紅飯田は日本で生産された電卓をMiidaブランドで海外で販売した。
多くの機種はOmron社のOEMとみられる。
MC840 も Omron 80 のOEM 版。
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OMRON 1214
OMRON 1090PS
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GLORIA IC1224 (太陽ビジネスマシン)
(ユニトレックス IC 12)
1960年代後半に太陽ビジネスマシン社より発売されたIC電卓。
栄光ビジネスマシン社のユニトレックス IC12のOEM製品。
電動計算機と似たデザインとなっている。
220(W)×290(D)×150(105)(H)mm。 3.0kg。
125,000円。
→電子科学1970年7月号記事 |
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Photo courtesy : Mr.Frank Boehm | Unitrex IC8 (栄光ビジネスマシン)
1968年11月に栄光ビジネスマシンより発売されたユニトレックスIC8。
桁数は8桁と少ないがICを使うことにより小型で軽量化されていた。
価格は158,000円だった。
21×29×9.9cm。 2.9kg。
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| Anita 1011 (Sumlock Comptometer)
サムロック・コンプトメーター社は、60年代初めに世界で最初に電卓(電子式卓上計算機)を製造販売した英国の企業。しかし同社は、70年代初めにはロックウェル社に買収されたことから同社が製造販売した電卓は数少ない。
アニタ 1011は、サムロック・コンプトメーター社が製造販売した数少ない機種の1つ。1971年10月ロンドンのビジネスショウで発表された。記憶装置、自動パーセンテージ算出、集計機能を備えながらもLSIを使うことで小型軽量化が図られた。
225(W)×135(D)×95mm。重さ 800g。
デザインはどこかAnita Mark 8と似たものとなっており、今となっては非常にレトロ感を感じさせる。ラベルもアンティークで007の国イギリスらしい洒落たものになっている。
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表面のラベル
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裏側のラベル
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| HERMES 512 (HERMES PRECISA INTERNATIONAL)
スイス、プレシーサ社の電卓。゙非常に珍しいスイス製の電卓。デザインもユニーク。チップはロックウェル社製。
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Photo courtesy : Mr.Frank Boehm |
S1219 (Summit)
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| CONTEX D11 (Contex)
Contex社はデンマークの事務機器メーカー。1923年に設立され、設立後50年以上に亘りプリンタ、機械式計算機、複写機を製造した。
CONTEX D11はContex 社が製造したデスクトップタイプの電卓。文字は赤のニキシー管を使った非常に珍しいタイプ。非常に優美ではあるが、同時に重厚さを感じさせるデザインの電卓である。
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| | CONTEX P11
CONTEX D11と同じデザインの機械式計算機。
Photo Courtesy : Mr.Peter Muckermann
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Photo courtesy : Mr.Frank Boehm |
CONTEX 230 (Contex)
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| PANAC-1000 (JE-102)
1971年8月に発売された10桁定数キー付デスクトップ電卓。
初期のニキシー管を使った電卓でありながら、高さが7cmと非常にスリムになっており、手首を机に乗せたままキーを操作できる。
外見も白いプラスチックできれいな曲線をまとめており、デザイン的にも美しい。
71年にはグッドデザイン賞も付与された。
当時の価格69,900円。
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| ELETAC 10 (MUDEN)
名古屋市にあるTV受信アンテナ、トランシーバーなどを製造する無電テレビ工業が製造販売した電卓。
「時代の先端を行くアメリカ・カーデザインのカーブをとり入れた優美なボディーライン」が特徴。
TI社製ワンチップMOS-LSIを使用。
230(W)×70(H)×180(D)mm。1.2kg。
23,500円。
→無電テレビ工業の電卓
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エレタック10
MOS-LSI仕様の10桁電卓。
23,500円。
< 裏面>
エレタック10
MOS-LSI仕様の10桁電卓。
23,500円。
< 裏面> |
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| SOBAX ICC-100
1970年に発売された16桁1メモリー電卓。
当時の普及型電卓は、大きさと価格の点から、12桁以下の機種が常識となっていたが、ソニーは新開発のプラニトロン(平面表示管)とMOS LSI の採用により、16桁フル表示、フル計算が可能にもかかわらず 92,800円という低価格を実現した。またICC-100のサイズは、228(W)×80(H)×280(D)mm で重量も3kgとなっており当時の16桁電卓の中では世界最小、最軽量であった。
デザインも優れており、今でも古さを感じさせない。1971年のグッドデザイン商品に選定されている。本体上部には持ち運びのための把手がついている。92,800円。
その後ソニーは16桁2メモリーで開平計算機能がついたSOBAX ICC-200を153,000円で発売する。ICC-200は、210(W)×66(H)×245(D)mm とICC-100 より一回り小さく、重量も2kgと ICC-100より1kg も軽量化されている。
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底蓋をはずしたところ
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ボードをはずしたところ
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ボード
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CPU
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ボードにはSONYの文字がみえる
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| Compet 361
1970年に発売された16桁デスクトップ電卓。2つのメモリーを持つ(実機は"MR"キーが欠けている)。内部はトランジスタ、ダイオードがぎっしり配列されている。ディスプレイ部分は手前に引き出すことが可能。基盤には磁気コアメモリーがついている。デザイン的にも優れておりGマーク商品に選定されている。
119(H)×340(W)×421(D)。 7.5kg。
当時の価格250,000円。
⇒Sharp desktop
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361R
Cimpet 361 に第2メモリーを定数ダイヤルとして乗・除算を行う「第2メモリーイコールキー」がついたもの。
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CS-200,300シリーズ
機種名 | 特徴 | 価格 |
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CS-201 | 実用機 | \120,000 | 10桁メモリーつき |
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CS-221A | 標準機 | \135,000 | 12桁メモリーつき | Gマーク選定 |
CS-241 | 高級機 | \175,000 | 14桁メモリーつき | Gマーク選定 |
CS-362 | 事務用万能機 | \220,000 | 16桁2メモリーつき | Gマーク選定 |
CS-361 | 事務用万能機 | \250,000 | 16桁2メモリーつき | Gマーク選定 |
CS-361R | 技術計算用 | \270,000 | 16桁2メモリー開平機能つき | Gマーク選定 |
CS-361S | 金融機関専用機 | \280,000 | 各種利息計算用固定プログラム内蔵 |
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CS-361M | 複合計算用 | \300,000 | 16桁6メモリー開平機能つき |
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CS-361P | 反復計算用 | \315,000 | 16桁2メモリー開平機能、プログラム機能 |
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| LOGOS 55
1974年頃発売されたOlivetti社のデスクトッププリンティング電卓。巨匠マリオベリーニの設計。アルミダイキャストとABSポリマーで構成された非常に斬新なデザインの電卓でMOMAのパーマネントコレクションにもなっている。イタリア製。
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