LEXON

 1991年に創立されたフランスのステーショナリー専門メーカー。電卓や時計、文具など、機能が重視されがちなオフィス用品の分野に世界に先駆けて独自のデザインを持ち込み、おしゃれなアイテムを次々と発信している。創業者は現社長のルネ・アダ氏。同氏は父親の経営するライター製造会社でデザインを担当したのがきっかけでプロダクトデザインの道に入った。現在、同社は世界60カ国で、時計やかばん、ファイルやペンなど約400種類のアイテムを展開している。同社の製品は世界規模で活躍中のインダストリアルデザイナーが生み出すもので、一見常識破りにみえて実は高い機能性とデザイン性を兼ね備えており、新鮮でかつ飽きがこない。

 現在レクソンにかかわるデザイナーは15人程度おり、欧州や日本など国籍も多様で年齢も20台から70台と幅広い。世代も生活の背景も違うデザイナーから出る発想はさまざまで、毎日、世界中のデザイナーからさまざまなアイデアが持ち込まれる。こうした無限といってもいいほどの提案のうち、レクソンのデザインとして残るものの基準は、必要だから買うのではなく、見た瞬間に「これが欲しい」と思ってもらえるものであること。また、デザインは技術革新と表裏一体であり技術革新にあわせデザインも常に新しく練り直され、常に時代を反映したものとなるよう工夫されている。しかしデザインは新しいだけでは駄目で、長く支持されるためには普遍的でないといけないという考え方に立っている。同社製品の大半は中国製であるが、製造ラインのスタッフとは創業以来の長い信頼関係があり、常に安全確保のためのトレーニングをするなどし品質の確保に努めている。

 電卓の変遷をみると、レクソン設立の翌年(1992年)発売されたHerve Houplainデザインによる「FUTURA」は、長方形で平面的というそれまでの電卓のデザインに曲線美を採り入れた点で斬新なものであった。1994年にはMarc Berthierがデザインを手がけた「ZERO CALCULATOR」が発売されたが、この電卓は曲線をさらに強調する円いキー、ディスプレイを直立させた立体的なフォルムを採用し、その斬新なデザインがレクソンの名を広く世界に広めた。1999年にはFrederic Lintzがデザインをした「FLASH CALCULATOR」が発売されたが、この電卓ではボタンや平面的なイメージはスクウェアに、横から見たときのフォルムは流線形にと、フューチャリスティックなデザインを採用した。しかし、2005年にTheo Williamsがデザインした「ELA DESKTOP」は、部分的に曲線の意匠を採り入れつつも、原点回帰を思わせるスクウェアフォルムを取り入れた。最近ではディスプレイがスライドで出し入れできるポケットタイプの「LC66 JET」、大型横広の卓上電卓「LC67 BOXIT」、卵のようにやわらかい女性的なフォルムの「LC64 GALAXY」などさまざまなデザインの電卓が次々発売された。
 2009年に発表された「MAZZ(マーズ)」(LC68)は、弱冠30歳の日本人デザイナー那須雅人が手がけた電卓であるが、このデザインはこれまでLEXONが手がけてきた電卓のデザインを一旦リセットするかのように、無駄な装飾の一切を削ぎ落としたデザインとなっている。デザインを構成する要素は、スクウェアのみでキーに描かれる数字やアルファベットのタイポグラフィに至っても、それは踏襲されている。ただ、ソフィスティケートされた意匠でありつつも、大きく配されたキー、タッチしやすいキーピッチなど、使い勝手は確保されている。今後、レクソンの電卓がどのように発展していくか楽しみである。

 当博物館では今まで発売されたレクソンの電卓の収集にも力を入れている。






レクソンの代表的な電卓 ZERO。
発売当時は非常に斬新なデザインだったが今みると若干レトロ感が感じられる。















PROFIL (LC04)

Herve Houplainのデザインした電卓。シルバーカラーの本体にシリコンラバーゴムのボタン。全体にカーブがあるおしゃれなフォルムが特徴。
横6.5×縦11×高1cm
ABSプラスチック/ラバーゴム
LR1130ボタン電池付属

Profil のカラーはアルミ(シルバー)。
ゴールドは限定、非売品。





JTからもノベルティ電卓としてPROFILと同じデザインの電卓が出されている。(⇒JTの電卓

両者を比べると外形は非常に似ているが、数字表示や内部構造が微妙に違っている。

PROFILとの比較


左2つがLEXON の PROFIL 。
外形は非常に似ている。






数字の形は異なっている。

長さが微妙に長くなっている。

LEXONの基盤にはLC-04の文字が見える。

CREDIT CARD (LC18)

2000年頃発売された洒落たデザインのLEXONのカード型電卓。
裏側はカードホルダーになっている。
デザイナーは不明だが、裏面には"DESIGN PLAN STUDIO"と記されており、MARC BERTHIERではないかとみられる。



TYKHO (LC22)

Marc Berthier のデザインによる電卓。
躯体はシリコンゴムで作られている。

MICHELIN (TYKHO LC22)

TYKHO LC22をベースとしたミシュランタイヤのマスコットキャラクター「ムッシュビバンダム」の電卓。
表面はシリコンゴムでキー1つ1つビブになっている。


FORUM EURO (LC23E)

建築やプロダクトのデザイナーとして活躍するフランス人デザイナー、Jean Marie Massaud (ジャンマリー・マッソー) がデザインした電卓。幅15cm、奥行19.6cmとビッグな電卓。ボタンは柔らかいラバー製。ディスプレイは4段階に角度調整ができる。

カラー アルミ
材質 ABS樹脂(ボディ)
ラバー(ボタン)
サイズ W150×D196×H28mm (液晶を倒した状態)
W150×D173×H73mm (液晶を起こした状態)
電池付属( 単4電池×1個)
外貨換算機能
\5,800





ZERO (LC25)

レクソンの電卓の中で最も有名な電卓。90年代半ばに発表され、LEXONの名を一躍有名にした。ABSアルミニウムおよび液晶ガラスで構成された斬新なデザイン。流線型のボディーから立ち上がる液晶板が、ゼロからの進化を意味している。
デザインはレクソンのトップデザイナーMARC BERTHIER(マルク ベルチェ)。工業デザインの監督を主な活動とし、「The Ecole Nationale Superieure De Creation Industrielle」で教師、ディレクターを務める。(フランス国立大学・学長)また、パリの「The Design Plan Studio」を経営する。フランス、イタリー、ドイツで賞を受賞し、その活動は国際的に大きく評価されている。

発売時期により音のるタイプと通貨換算機能付きタイプがある。

(メモリー付きタイプ)
ディスプレイは1行表示。メモリー機能と%機能の他ボタンを押すと音が出る機能が付いている。
横7.6×縦16×高1.6cm 。ボタン電池使用。

(通貨換算機能付きタイプ)
ディスプレイは2行表示。メモリー機能はなく%機能と通貨換算機能がついている。
初期のものと比べるとディスプレイ部が表示桁数の増加から大きくなっている他はサイズは同じ大きさとなっている。


AXE (LC31)

2000年に発売されたDesign: S.Bergne のデザインした太陽電池式電卓。
太陽電池パネルは側面についている。
2,800円。



EUROQUATION (LC34E)

Marc Berthier のデザインによるユーロ換算機能付き電卓。
色はライケン、オレンジ、イエローの3種類。
サイズはW50-D126-H16mm。
定価2600円。

PRAXIS (LC38)

ZEROをデザインしたLEXONの顔とも言えるデザイナーMARC BERTHIER(マルク ベルチェ)がデザインした電卓。ディスプレイの角度調節ができる。
82×160×10mm。
2,500円。


FLASH EURO (LC39E)

F.Lintz のデザインによるユーロ通貨変換機能のついた太陽電池式電卓。
波を打ったようなデザインで斬新さと使いやすさを追求している。



GENEVA (LC41)

Ines Dugeley がデザインした電卓。
表面はアルミ、ボタンはゴム、台は木製の電卓。

HANDY (LC42E)

2行表示電卓。
アルミの周りをゴムで囲い持ちやすくしている。ボタンもゴム製。
緑の他に青、白、オレンジがある。
デザイナーはT.Williams。
サイズ 128H-72W-11Hmm。3800円。

NEW LECTRA (LC47)

1997年製。
カバーが付いており、カバーの内側にはクリップが付いておりカードやメモを挟むことができる。
デザインは H.Houplain。

NUMBER ONE (LC50)

16(D)×8.2(W)×3.1(H) cm。
デザインは M.Berthier。

ZERO 2 VERTICAL (LC53)

デザインは Marc Berthier。



CREDIT (LC55)

2004年からレクソンに参加した新進気鋭のデザイナーSam Hecht (サム・ヘクト)が手がけたクレジットという名前の電卓。名前のとおりクレジットカードを連想させるデザインをしており、文字部分がちょっとだけ膨らんでいて液晶画面も真っ黒。これがクレジットカードの磁気テープのように見え、横並びの浮き出た数字とフォントもそれっぽい雰囲気を出している。
色はベージュ とグレーの2種類。材質 ABS樹脂 。サイズ 86(W)×54(D)×2.1(H)mm。

D.I.Maths (LC56)

家具、工業デザイン、インテリアデザインなどの分野で活躍しているデザイナー「Patrick Jouin」の作品。
入力した値が86行まで記憶でき、液晶上で再度データーの検索、訂正が可能という画期的な機能を持った電卓。淵の部分がクリアーな材質でできていて美しく、スタイリッシュなデザイン。
4,200円。

ROSWELL (LC57)

アルミのボディが放射状に光を反射しUFOのような形で未来をイメージした電卓。名前もUFOを連想させる。
液晶部分は見やすいように微かに角度が付いており、アルミのボタンも指を滑らせてスムーズに押せるよう角が取られるなど全体に高級感が漂うデザインとなっている。
10桁まで計算可能で二段階表示の通貨換算機能も付いている。
デザインはYves Malka(イヴ・マルカ)とPierre de Poucques(ピエール・ド・プーク)。
7,000円。
なお、ROSEWELLシリーズとして電卓以外に置時計が発売されている。





ROSWELL (LC57-DW)

木製の台座によるナチュラルなテイストと、アルミでできた円形状の本体による近代的なテイストがうまく合わさったお洒落な電卓。
木製の台座から電卓本体を外して使用できる。





ELA POCKET (LC 58)

ELA DESKTOP のハンディタイプ。2005年に発売された。
ホワイト / レッド / ブルーの3種類があるが、レッドとブルーは本体がアルミなのに対しホワイトはABS樹脂となっている。衝撃を吸収するため外枠はラバーになっている。
デザインはTheo Williams (セオ・ウィリアムス)。薄いボディに埋め込まれたフラットなボタンが洒落ており、特に白はiPodに似たデザインとなっている。
サイズは 53(W)×102(D)×7(H)mm。価格1,500円。





ELA DESKTOP (LC59)

ELA POCKET のデスクトップタイプ。2005年に発売された。
デザインはTheo Williams (セオ・ウィリアムス)。
厚み0.7mmと薄型ボディとフラットなボタンにより凹凸が少なく薄い設計にまとめられたシンプルな中にも存在感を主張するデザイン。ボタンは大きくタッチも軽く使いやすさを追求した卓上計算機
ホワイト / レッド / ブルーの3種類があるが、レッドとブルーは本体がアルミなのに対しホワイトはABS樹脂となっている。衝撃を吸収するため外枠はラバーになっている。
サイズ:W 98 × D 7 × H 198 mm
材質 本体:プラスチック樹脂  外枠:ラバー
付属: 通貨変換機能 ボタン電池付き(LR1120×2個)
価格:3,000円







FLAGSTONE (LC60)

Flagstoneとは「敷石」と言う意味。
スクエア、フラットで無駄をそぎ落としたデザインの卓上計算機。
本体から液晶部分が立ち上がった設計。

120×120×32mm
1,800円。

DOLMEN (LC63)

Elise Berthierデザインのオシャレ電卓。
ボタン部分がキラッと光るヘアライン仕上げにベースがウッドという大変高級感がある電卓。
液晶部分は大きめで数字が見やすい。
液晶は角度調節が可能。

14×12×1.4cm
6,300円。





GALAXY (LC64)

2007年に発売された。
Marc Berthier と Gilles Caillet による近未来を思わせるデザインの、スタイリシュな電卓。
直訳すると銀河電卓。
手に収まる小ぶりさがツルツルな手触りとあいまって気持ちよく、角の取れたボディはポケットに潜ませるのに好都合。
液晶の数字は細かいドットで表示されるオリジナルデザイン。
角ばった太い数字は、近未来的な雰囲気を漂わせる。
機能は外貨換算機能のみとシンプルだが、設定を変えれば税込み、税抜き計算に使用することもでる。
持ち運びにも便利な、スタイリッシュな電卓。

ホワイト、ブラック、レッド、アルミの他、紫色なども発売された。。
1,890円。
輸入元は LEXON日本正規代理店のアドミラル産業。
54(W)×100(H)×12mm(D) mm。
約45g



RULERCAL (LC65)

2007年に発売された、30cm定規と合体した非常にスレンダーな電卓。
電卓の液晶画面のある面を正面にしたとき、定規の目盛りは上下の二面に付いているので、線引き・測定が自分の使いやすい角度で使用できる。
カラーはホワイトとブラックの2種類。ホワイトは白とグレーのコントラストが特徴なのに対し、ブラックは一色で統一されたシックデザイン。
デザイナーはNina Tolstrup(ニナ トルスタープ)。
サイズ 約W30×H2×D2cm
重 量 約98g
素 材 ABS
電 池 ボタン電池LR44×1個
2,500円。


JET (LC66)

独特のフォルムがジェット機の羽を思わせるTheo Williamsのデザインによるスライド電卓。
液晶部分がスライドさせることで隠れる仕組みになっており、厚さも11mmなので、ポケットやバッグに入れて持ち運びしやすい。
ボタンはフラット形状だが「押した感」はしっかりあり、数字を入力しやすい。
液晶はドット表示。バックは緑色。

通貨換算機能付き。
アルミニウム、ABS樹脂。カラーはアルミとゴールドの2種類。
ボタン電池1個。
W6.5×H9(オープン時:12)×D1.1cm 60g
4,200円。





MAZZ (LC68)

2011年に発売された。
大きめに配置されたキーが使いやすさとモダンなデザインを両立させた電卓。
フラットな見た目がクールで清潔感の雰囲気を出している。
日本人のデザイナー・那須雅人(Masato Nasu)による、エッジのきいた電卓。
MAZZという名称は那須氏のニックネームとのこと。
通貨換算機能付き。

ABS樹脂
ガンメタリックの他に金色。
73(W)×73(W)×12(H)mm。80g。
4,200円。

SAFE CALCULATOR (LC69)

Pierre Garner と Elise Berthier によるバンブー素材の電卓。
竹の素材感が使っていても分かるナチュラルで優しい質感、ひとつひとつ表情が違う。
8桁表示、電池とソーラーのデュアルパワー。数字のフォントは竹をイメージさせる。
サイドはホワイトカラーでアクセント。レクソンのロゴ、デザイナー名が入っている。
裏側には電池ボックスがあり、スベリ止めの足が付いている。

素材:バンブー/PLA
通貨換算・税込/税抜き計算
ソーラー/LR1130×1付属、デュアルパワー
サイズ:幅15×奥行8.6×高さ1cm
¥3,500 ( 税込¥3,675 )
Made in China


PREMIUM

シンプルデザインの極めつけともいえそうなハンディサイズの電卓。
白の他に青、黄、オレンジがある。
サイズ 50(W)×100(D)×7(H)mm。重量 30g。1600円。
H.Houplain によるデザイン。
1,600円。

PREMIUM (Ruler calculator) (LINEA)

1998年に発売されたPREMIUM の横型タイプ。色は濃紺。
Ruler calculator と書いてあるが物差しのメモリは付いていない。
H.Houplain によるデザイン。
東京台東区のアドミラル産業製。
サイズ 210(W)×36(D)×0.8(H)mm。
2,800円。

MATRIX

折りたたみタイプの電卓。
3 clear colour(Blue,Yellow,Orange).
DESIGN: H.HOUPLAIN




MICRO DESIGN

亜鉛ダイキャスト製の小型電卓。
キートップはゴム製。
専用革ケースが付属している。

44(W)×87(D)×6(H)mm。
DESIGN : MARC BERTHIER


LEXONのデザイナーとその作品


MARC BERTHIER(マルク ベルチェ)

「The Ecole Nationale Superieure De Creation Industrielle」で教師、ディレクターを務める。フランス国立大学・学長。パリの「The Design Plan Studio」を経営する。フランス、イタリー、ドイツで賞を受賞。LEXONのトップデザイナー。





MATALI CRASSET(マタリ クラセット)

「PHILIPPE STARCK」の監督のもと「THOMSON」に加わる前にミラノで活動を開始。1996年「GRANDPRIX DE LA CREATION DE LA VILLE DE PARIS」を含む数多くの賞を受賞。

SEBASTIAN BERGNE(セバスチャン バーン)

パリにある彼自身理事を務める工芸学校「National School of Industrialle Creation」で教鞭をふるっている。





TAKASHI KATO(タカシ カトウ)

1952年静岡県浜松市生まれ。東京芸術大学美術専攻科大学院卒業。1987年株式会社セッサを設立。クロック、ステーショナリーの企画開発デザインを開始。1994年セッサブランド「テープ・ディスペンサー」が、翌年1995年には「アラーム・クロックSC40」が続けて「ニューヨーク クーパー・ヒューイット・ミュージアム」に永久保存認定。1996年スイスALFEX社にてウォッチデザインを開始。2000年日本人初、LEXON DEGINに参加。

Masato Nasu (那須雅人)

アドミラル産業(株)LEXON契約デザイナー
玩具のデザインエンジニアを経てアドミラル産業(株)でインハウスデザイナーとして特注ブランドや「ifif」・「gallox」といったブランドを手がける。
新作の「タオル・マン」は「プロダクトデザインWEBコンペ2008」にて優秀賞を受賞。





THEO WILLIAMS(セオ ウィリアムズ)

LEXONを始めAlessi. Authentics. Navadesignなどの製品デザインが代表的。また、BENETTONのベビーカー、アクセサリー、Georgio Armaniの容器、香水入れ、卓上製品などのデザインも手掛けている。


ERIC BERTHIER(エリック ベルチェ)

嗜好品、オフィス、その他様々な分野で活躍し「Winter design campus」「Paas international」「Gaz de France」「Taillevent-Comite Colbert」「Janus」等で数多くの賞を受けている。

ELISE BERTHIER(エリス ベルチェ)

ファッションデザイナーとしてキャリアをスタートした。アメリカの週刊誌タイムマガジンによるインターナショナルトップテンデザイナーに選ばれる。
レクソン製品デザインではバルセロナデザインアワード、ブエノスアイレスデザインアワード等の賞を受賞。
家具デザインではイタリアのmagis、フランスのquid novi 、ギャラリーラファイエット等の製品として製品化されている。
伝統的なデッサンと図形のトレーニングを堅実に行い「THE BERCAT STUDIO」のデザイナーとして活躍。




Pierre Garner (ピエール・ガルネール)

パリのENSCIを卒業後、LEXONと長年にわたりコラボしてきたデザイナー。
Rowenta(ドイツの家電メーカー)、富士通、アルカテル(フランスの通信システム装置メーカー)などの企業、さらには家具や機器業界のためのデザインも幅広く手がけてきた。
現在、同じくレクソンのデザインを手がけるデザイナー、マルク・ベルチェと共同で大阪のコンセプトハウスの建築にもあたっている。




FREDERIC LINTZ(フレデリック リンツ)

。工業デザインからグラフィック・イラストレーションによるハイテク建築物まで、全ての分野にわたり活躍中。




Jean Marie Massaud (ジャンマリー・マッソー)

ヨーロッパ、日本企業用工業デザイン、家具などを専門とする。「A REPEAT AWARD WINNER」獲得。専門分野はヨーロッパならびに日本企業用の家具の工業デザインで、デザイン賞を授与されたマッソーの作品は各国の博物館で見ることができる。




Yves Malka (イヴ・マルカ)
Pierre de Poucques (ピエール・ド・プーケ)

イブ・マルカは1966年パリ生まれ。1994年にENSCIを卒業。フリーランスデザイナーとして1994年から1998年までハビタで働く。1995年から2002年まではマッカーノ・デザインの責任者となる。遊具のコンセプトで3つのグランプリ・ドゥ・ジュエを受賞。
ピエール・ドゥ・プーケは1972年トゥール生まれ。ENSCIを優等で卒業、2003年イブ・マルカと共にデザインスタジオを開く。様々な仕事を行い、2001年グランプリ・ドゥ・クレシャンの3位、コーランデザイン賞2000および2001を受賞。





Nina Tolstrup(ニナ トルスタープ)

1962年、デンマークの首都・コペンハーゲンに生まれる。
過去にデザインマネージャー、フォトジャーナリスト、編集者、トレンドフォーキャスター、マーケティングコーディネーターなども幅広い職業を経験。
ハビタット、トリップトラップ及び、その他のヨーロッパの会社のためにデザインを開発する。スタジオの拠点はロンドン。




Herve Houplain



Sam Hecht (サム・ヘクト)

1969年イギリス生まれ。
ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでインダストリアルデザインを専攻。デヴィッド・チッパーフィールドの事務所で建築の現場に関わった後、Appleなどのプロダクトで有名なデジタルデバイスを得意とする米国のデザインファーム IDEOのサンフランシスコオフィスに勤務。深澤直人氏が率いていたIDEO JAPANを経て、1998年よりIDEO LONDONのインダストリアルデザイン部門長を勤める。2002年、建築家のキム・コリンとロンドン市内にインダストリアル・ファシリティーを設立。無印良品のプロジェクトにも関わり、電話機などのデザインを手がけている。





Ines Dugeley






Patrick Jouin (パトリック・ジュアン)

フランスの巨匠フィリップ・スタルクがアートディレクターを務めるTim Thomの一員として8年間過ごした後独立。その後は空間、家具、プロダクト、音響など広い分野で活躍している。特に3つ星レストランを経営する有名フランス人シェフ、アラン・デュカス氏の手掛けるレストランの設計や内装を任され各地で話題を呼んだ。今ではルノー、カッシーナなどと共同でプロダクトを進めるほど人気が高いデザイナーである。












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