amadana (REALFLEET)

リアル・フリートは、2002年に田部井雅基氏、熊本浩志氏、鄭秀和(てい しゅうわ)氏の3人が主要メンバーとして立ち上げた企業である。設立当初は社員6人だった。インテリア雑貨店「フランフラン」を展開するバルスが80%出資している。社名のリアルフリートは、真(リアル)のモノ作りを志向する船団(フリート)の意味。

最高経営責任者(CEO)の田部井雅基氏と最高執行責任者(COO)熊本浩志氏はともに東芝の元社員。東芝が2002年2月に発売したキッチン家電「atehaca(アテハカ)」を立ち上げた中心メンバーだった。アテハカは従来の家電と一線を画すデザインで、セレクトショップやインテリア店を販路とする売り方も話題を集めた企画だった。

同社は、2003年に「アマダナ」ブランドを発表し、2004年から電子計算機を発売し始める。アマダナとは、江戸時代、漆問屋が多く集まった、東京・日本橋室町一丁目付近を指して呼ばれた言葉。日本ならではの繊細にして大胆な感性、そして高度な技術力を結集し、かつてなく美しい「カデン」を世界に発信していこうという志が込められている。

アマダナのデザインを担当するのは、鄭秀和 (テイ シュウワ)氏。東京にあるHotel claska(ホテル・クラスカ)やデザイン家電「アテハカ」の設計を担当し国内外から高い評価を得ている建築家、プロダクトデザイナーである。

機種(価格は税抜き)カラー
2002
11
リアル・フリート設立
2003
9
ブランド「アマダナ」発表
2004
9
LC-104発売 (5,000円)ブラック、ホワイト、ブラウン
2005
12
LC-204発売 (8,000円)ブラック、ホワイト、レッド
2006
4
LC-104U発売 (5,000円) ブラックグリーン、チャコールブラウン
ホワイトダイダイ、レッド、
スカイブルー(直営店限定色)
5
Limited Edition for RTA
50セット販売 (10,000円)

12
ミナ ペルホネンとのコラボレーション発売
(16,000円)
チョウチョ、モリノウミ、フラワーベッド(ベージュ、グリーン)
電子計算機はクリーム色とグリーンの限定バージョン
2007
10
LC-504発売 (6,000円) ブラック、ホワイト、クリーム
ブラウン(11月)
11
グローバルカラー(海外専用カラー)発売
(6,000円)
チャコールグレー
2008
5
LC-404発売 (8,000円)ブラック、シルバー、ゴールド
6
LC-304発売 (8,000円)ブラック、ホワイト、ブラウン




アマダナ LC-104U-SB (スカイブルー)

amadana の最初の電子計算機 LC-104シリーズは、2004年9月に発売され、色の種類はブラック、ホワイト、ブラウンの3色だった。
2006年5月には、フォントやフレーム色を変えた LC-104Uシリーズが発売された。
LC-104シリーズと LC-104Uシリーズは色が違っているだけで機能的には同じものである。
ブラック → ブラックグリーン (フォント色変え)
ホワイト → ホワイトダイダイ (フォント、フレーム色変え)
ブラウン → チャコールブラウン (本体カラーマイナーチェンジ)
レッド 新色、デスクトップ電子計算機(LC-204) レッドと同色
スカイブルー 新色

このうちスカイブルーは、直営店のみで販売された直営店限定色。








アマダナ LC-104U + Francfranc

バルスは、1990年7月設立され主として輸入家具、輸入インテリア用品の販売行う企業。
家具インテリア専門店「Francfranc(フランフラン)」を全国に展開する 。
2002年リアルフリート設立にあたり80%を出資し子会社にする。
この電卓は「Francfranc」がブランド創立15周年を迎えたの記念してバルスの株主総会で配られたもの。
ベースはLC-104U。
ボタンのカラーが「15」を表している。



アマダナ LC-504-CH (チャコールグレー)

LC-504シリーズは、LC-104及び 104Uシリーズのデザインや機能をそのままに、キータッチの改善やLCD表示面へアクリルレンズを追加したモデルである。機能の向上と合わせ価格も5,000円から 6,000円に引き上げられた。
2007年10月にブラック(BK)、ホワイト(WH)、クリーム(CR)の3色が発売され、同年11月にはブラウン(BR)とチャコールグレー(CH)が発売された。
このうちチャコールグレータイプは、白とグレーを基調とするモノトーンの色彩のモデルであるが、リアル・フリートは、これをアマダナの海外戦略に向けてのグローバルモデルとして位置づけ、このカラーを「グローバルカラー(海外専用カラー)」と呼んでいる。他のカラーと異なりこのカラーは国内ではアマダナ直営店でのみ販売されている。






アマダナ LC-304-WH (ホワイト)

LC-304シリーズは、2008年6月に発売された「スティック型電子計算機」のシリーズ。
ホワイト、ブラック、ブラウンの3色が発売された。
片手で携帯電話のようにスマートに操作できるよう、スティックタイプを採用した電卓。
主要なボタン類は全て親指の稼動範囲に集約している。
女性でも持ったときにしっくりとくる適度な重量感と、本体幅を41mmに押さえたことにより絶妙なホールド感と操作感を実現している。
機能面では、時計・カウントダウンタイマー(10秒から199分)機能も備え、キッチンタイマーや目覚まし時計としても使用できる。
消費税計算機能・通貨変換機能も搭載。
表面および操作部にはアクリル素材を、本体周囲のフレームには光沢感のあるメッキを採用し上品な使い心地と落ち着いた雰囲気を演出した。オートパワーオフ (5分)。

本体裏にはストラップホールもついており、首から下げて持ち歩くことも可能。

電源 CR1620×1個
サイズ:W41×H128×T8.5mm。55g(電池込み)。
価格:8,000円





アマダナ LC-304-BK (ブラック)

メーカーHPより。
ビジネスツールとしての魅力を更に引き出す機能として、
時計とカウントダウンタイマー機能(10秒から199分)を搭載。
ミーティングの最中でもさりげなく時間を確認することができます。
また、カウントダウンタイマーは、スケジュール管理にも重宝します。

通貨変換・税率計算機能
海外への旅行や出張の多いビジネスパーソンにも必須である通貨変換機能を搭載しています。
予め現在の通貨レート・税率を入力しておけば、自国と外国の通貨を簡単に変換でき、税込み価格まで計算出来ます

余裕の10ケタ表示
スマートな本体ながら10桁まで表示できますので、ビジネスにもしっかり対応できます。

設計思想
電子計算機は使うシーンに応じて薄型、卓上、コンパクトと様々なタイプがあります。
そして、更に手軽でスマートに使えるスティックタイプの電子計算機の登場です。
片手によるスマートな操作
メモをとったり、電話をしたり、資料を持ったり・・・と、 忙しいビジネスシーンにおいて両手がフリーになる時はなかなかないものです。
そんな時でも片手でスマートに操作できる様、携帯電話のような感覚で使用いただける スティックタイプを採用し、主要なボタン類は全て親指の稼動範囲に集約させました。

絶妙なホールド感と操作感を実現
女性でも持ったときにしっくりとくる適度な重量感と、 本体幅を41mmに押さえたことにより絶妙なホールド感と操作感を実現しました。

ウェアラブルとしての上品な質感
表面および操作部にはアクリル素材を、本体周囲のフレームには 光沢感のあるメッキを採用し上品な使い心地と金属の質感が生み出す落ち着いた雰囲気を演出しました。
また、本体裏にはストラップホールもついており、首から下げていただくことも可能です。





アマダナ LC-304-BR (ブラウン)




アマダナ LC-404-BK (ブラック)

LC-404シリーズは、2007年6月に発売されたカード型電子計算機のシリーズ。ブラック、シルバー、ゴールドの3色が発売された。
カード電卓ながら12桁まで計算できるという高機能のにもかかわらず、非常にシンプルにまとめ、その質感を追求するという新しいコンセプトのカード型電子計算機である。
ヘアライン加工で光沢を出した表面と、サンドブラスト加工を施した側面とのコントラストが金属特有の美しさを引き出している。キーの形状はスラント式を採用。コンパクトながら片手でも簡単に操作ができるようになっている。
90(W)×55(H)×8(D)mm。


アマダナ LC-404-SV (シルバー)

LC-404シリーズのシルバータイプ。


アマダナ LC-404-GD (ゴールド)

LC-404シリーズのゴールドタイプ。