Crown Radio

クラウンは1948年旭無線電気として設立された。
1955年にはラジオ部門が独立し、1956年には「CROWN」の商標で日本で初めてトランジスターラジオの輸出に成功し、日本のラジオ輸出の先鞭をつける。1960年には社名をクラウン株式会社に変更し、1969年には東京・大阪証券取引所市場第1部に株式を上場。会社設立から22年という極めて早い上場であった。



CL-110R (CROWN RADIO)

アタッシュケースの中に電卓、テープレコーダ、AM/FMラジオが内蔵された珍しい電卓。
ジェームスボンドがいかにも使いそうな珍しい電卓




Photo courtesy : atomicswank





CL-120T (CROWN RADIO)

今はなきクラウンラジオが発売した世界で最初のAM/FM ラジオ、時計・タイマー付き電卓。
米国で$229.95で販売された。

日本ではダイエーにOEM供給され、BUBU 200X として39,800円で発売された。




CL-130

CL-130は非常に独特な形状をした初期の電卓。
左上にはバッテリーメーターが付いている。
非常に精巧な構造をしており、当時の販売価格は20万円ほどしたといわれている。
過去販売された電卓の中で最も高価な電卓の一つである。シリアル No.16233。







CL-1M

クラウンラジオの発売した小型電卓。
Small LED type calculator









日本経済新聞の広告(1972年7月1日)

BUBU 80X (Daiei)

クラウンラジオがダイエーにBUBUというブランドネームで電卓を供給していた。

BUBU 80Xは1972年に発売された19,800円と我が国で初めての一万円台の価格を実現した電卓である。
CPUはテキサスインスツルメント社製 TMS0105 。
8桁のディスプレイには独立した9本の表示管を使用している。



Photoe courtesy : Mr.Toshiro Hata

BUBU 100X

同じくクラウンラジオが製造し、ダイエーからBUBUブランドで発売されたもの。

80Xと同じく1972年に発売された。
26,800円。