Soro-cal (Sharp)

電卓が大衆化し、そろばんに代替する中で、そろばんに慣れていた人は足し算はそろばんで、かけ算を電卓で計算したりした。また、電卓が正しい計算をしているか自信がないため、そろばんで確かめたりもした。ソロカルは、 こうしたそろばんから電卓への変わり目に生まれた電卓である。シャープは4種類ほどのソロカルを発売したが、その違いは電源である。1978年に発売された最初のソロカルでは電源に単4電池2本使っていたのが1984年に発売されたEL-429では太陽電池を使用している。

EL-8148

19789月に発売された。ソロカルの中ではおそらく最も最初のタイプ。
そろばんに枠を作りそこに電卓を入れた構造になっており、そろばんに慣れたなれた人には違和感なく使える。
そろばんは木製で幅もその後のソロカルと比べ非常に長く使いやすい。
電卓の計算桁数は8桁、単4電池2本で約6000時間使用できた。
400(W)
×64.5(D)×17(H)mm240g。発売価格 \7,500
寸法 幅307mm×奥行87mm×厚さ22mm。重量 310g

 


EL-8048

19791月に発売された。ソロカルの中で最も多く販売された代表的なタイプとみられ、今でもよく目にする。
8148
と異なり、全体がプラスチック化され、むしろ電卓にそろばんがついている感じである。
寸法も約10cmほど短くなっている。
計算桁数は8桁。9Vの乾電池を使用、連続使用時間は150時間となっている。
(メーカーの仕様書ではEL-8148の使用時間は6000時間となっており、両者の関係に違和感があるが、理由は不明)
307(W)
×87(D)×22(H)mm310g
寸法 幅307mm×奥行87mm×厚さ22mm。重量 310g。発売価格 5,500円。

 


EL-428

198112月に発売された。
8048
と比べた場合、そろばんの玉もプラスチック化がされた。
電源は単3乾電池1本で約10,000時間使用できた。
298(W)
×78(D)×18.5(H)mm251g。価格 5,500円。
シャープは19851月に"EL-428S"という型番のソロカルも発売しているが、
これは大きさ、機能、価格とも"EL-428"と同じものである。
韓国の工場で生産されたもの。


EL-429

19845月に発売された。太陽電池式ソロカル。
ソロカルの中では最も新しいものであるが、デザイン的には最初のソロカルEL-8148に近いものとなっている。
計算桁数8桁、概算9-16桁。使用可能照度(明るさ)50ルクス以上。
291(W)
×63(D)×13.5(H)mm160g。発売価格 6,000


SUNTORY (HOMELAND 80K)

"SUNTORY"の文字がついたそろばん付き電卓。
おそらく何かの景品として配られたものであろう。表面にはSUNTORY以外の文字はない。
電卓部分をはずすと、裏には"HOMELAND 80K"と書いてあり東芝ビジネスマシン製の電卓であることがわかる。
電卓の内部はシンプルでNEC製のCPUが使われている。
3乾電池1個使用。


DSマシーン (小学館)

デンタク・ソロバン (DS) マシーン。
小学2年生20084月号ふろく。

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