OMRON desktop calculator

 オムロンは1967年6月社内の電子制御研究開発部計算器研究室で研究開発に着手した。同年9月試作第1号機 OMRAC 777 が完成した。その後商品化を目指し60人の社員からなるプロジェクトチームが作られ極秘で作業が進められた。
1969年3月最初の電卓CALCULET-1200が完成、発表された。 CALCULET-1200は、外形寸法が182(W)×257(D)×66(H)mmの週刊誌大。重量約2kg。当時市販されていた電卓と比較して体積で3分の1、重量で2分の1、性能は最高級機に匹敵し、価格は165,000円であった。
1970年1月普及型電卓 OMRON 1200 が発売された。OMRON 1200 の価格は118,000円で当時の12桁電卓が15万〜18万円だったのに対し実に27パーセントから52パーセント強の価格ダウンで業界に一石を投じた。

さらに1971年5月にOMRON 800、8桁電卓を国内初の5万円を切る価格(49,800円)と他社価格の半額に近い超廉価格で販売した。

その後、電卓業界の販売合戦はさらに熾烈になり、品質・価格だけでなく品数でも競う形となった。1973年頃には生産台数は月産40万台を超え、種類も100種を超えるようになった。海外への輸出も貿易摩擦などで厳しい状況にあったことから、メキシコやシンガポールなどに工場を設立し現地生産を行った。



Phote

CALCULET 1200

1969年3月に発表されたオムロン(当時 立石電機)最初の電卓。
外形寸法182(W)×257(D)×66(H)mm(週刊誌大)、重量約2kgと当時市販されていた電卓と比較して体積で3分の1、重量で2分の1という非常にコンパクトな電卓だった。
価格165,000円。









Phote

OMRON 1200

1970年1月発売された普及型電卓。
価格は118,000円と12桁電卓が15万〜18万円だった当時27パーセントから52パーセント強の価格ダウンで業界に一石を投じた。








OMRON 800

OMRON 800はビジコン120Aと同じ1971年に発売されたワンチップ電卓である。

主要素子であるLSIは立石電機の100%出資の研究会社オムロンR&D社で開発されたもので他のメーカーよりかなりコストが安くなったことの他、海外向けに大量の商談をまとめることに成功したこと(8桁電卓だけで1ヶ月間に30万台)などにより電卓の価格を引き下げることに成功した。

ビジコン120Aが89,800円と高価だったのに対し、OMRON 800は49,800円と当時としては驚異的な安さを実現したとから世間では「オムロンショック」と呼ばれ話題となった。

入力、演算、記憶、表示を全て、たった一個のLSIに集積するチップ登場により、電卓製造は極めて容易になり、様々な企業が電卓市場に参入した。このためOMRON 800を契機として電卓の価格は急激な低下を続け、翌年にはカシオミニが12,800円で発売される。

オムロン 800 は、電卓用ワンチップLSIの登場で始まる電卓の低価格競争のきっかけとなった歴史的な電卓である。

OMRON 800


Electronics誌(1972年1月の広告)

NORTEC社の MOS/LSI チップが$400の電卓を$200以下で売ることを可能にしたと書いてある。

OMRON 800-2

左の白い電卓は同じくOMRON 800であるが、タイプは800-2 となっている。スイッチキーの位置などは800よりむしろ800Kに近くなっている。内部をみると、オムロン社製のチップが3つみえ、また東芝製のチップもみえる。
OMRON 800






(伊勢電子の蛍光管)




Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

OMRON 800K

1972年発売。
29,800円。








↑OMRON 800K (1972 \29,800)
低価格タイプ

↑OMRON 800KD (1972 \37,800)
コードレスタイプ


Phote courtecy : Mr.T.Yoshida

C108 (Commodore)

Omron 800のCommodore 社へのOEMバージョン。
Omron 800 は、高品質、高性能、かつ低価格を武器に海外へ積極的に販売された。コモドア社との間で年間12万台の輸出契約が結ばれ積極的に輸出された。
米国にでは初めて200ドルを破る199ドル95セント(約72,000円)という価格設定でセンセーションを巻き起こした(日本国内では49,800円)。











Phote courtecy : Mr.T.Yoshida

CITIZEN Eight (Citizen)

1971年に発売された OMRON 800 のシチズン社へのOEMバージョン。
49,800円。







↑CITIZEN Eight (1971 \49,800)

↑CITIZEN Eight PERSONAL (1972 \29,800)
低価格タイプ

↑CITIZEN Eight DELUXE (1972 \37,800)
コードレスタイプ


Phote courtecy : Mr.T.Yoshida

OMRON 1211

1971年に発売された。
当時の価格145,000円。
OMRON 1201

OMRON 1211












Phote courtecy : Mr.T.Yoshida

OMRON 1217P







MC840 (Miida)

Miidaのブランドは、かっての総合商社丸紅飯田のブランド。
丸紅飯田は日本で生産された電卓をMiidaブランドで海外で販売した。
多くの機種はOmron社のOEMとみられる。
MC840 も Omron 80 のOEM 版。
OMRON 1214

OMRON 1090PS




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