集計機能付きカウンタ

Olivetti Calculator

1960年代半ばに電卓が出現する以前からイタリア、オリベッティ社はタイプライターや電動計算機の分野において革新的でスタイリッシュな製品を生み出していた。60年代に部品の小型化とプラスチックやアルミなどの材料が活用されるようになると電卓などの分野のデザインが自由にできるようになる。こうした中でオリベッティの製品のデザインを手がけたのがマリオベリーニ(Mario Bellini)である。ベリーニは世界で最初のデスクトップコンピュータである Programma 101など計算機、タイプライターなどのデザインを手がけた後、1980年代にはオリベッティ社の一連の電卓のデザインを手がけた。これらはいずれもイタリアらしい独創的なデザインで非常に高い評価を得ている。特に Divisumma 18 は芸術品といってもいい独創的なデザインとなっている。同社の電卓の多くは日本で生産されている。
オリベッティ社は、「計算機は記録がとれるものでなければならない。」という信念の下、プリンタ電卓以外は製造しなかった。右下は日経新聞に載った全面広告。イタリアの企業らしいこだわりが見られる。こうしたこだわりが、いまでもオリベティ社の電卓が世界中の人から愛されている理由だろう。



オリベティ社のプリンティング電卓
マリオ・ベリーニ
(Mario Bellini 1935〜 イタリア)
 ミラノ工科大学卒業、イタリア、オリベッティ社のデザイン顧問を長年務める。代表作に一連のオリベッティ製品のほか、椅子「キャブ」オフィスチェア「フィグラ」、象印魔法瓶の電気ポット、アルファ・ロメオのインテリア−−−といったデザイン、東京デザインセンターの建築設計などが有名。「Domus」誌の編集長、各大学の教授などを歴任。受賞したデザイン賞、世界各地の美術館に永久保存されている作品多数。




Divisumma 18

1973年イタリアのオリベッティ社から発売された。巨匠マリオベリーニのデザインによる。黄色のABS樹脂とゴムの表面は、やわらかな外見を形づくっている。底面は3つのチューブを寄せ集めた形状をしており、ディスプレイはない。ニューヨークの近代美術館(MOMA)の所蔵品の一つともなっており、20世紀を代表するデザインとして雑誌や本にしばしば登場する「芸術品」である。


Printing calculator





LOGOS 7 (olivetti) (1)

Logos 3 と Logos 7 は1979年発売されたオリベッティ社の最初のポケットサイズ電卓である。 Logos 7 は印字機能の他、蛍光管を備えているのに対し、Logos 3 は印字機能のみで蛍光管は持っていない。裏側のボタンを押すと電池ボックスが出てくるユニークな構造になっている。12桁表示。CPUはNEC製。98(W)×167(D)×44(H)mm。日本製。


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Phote courtecy : Mr.Y.Tsuji

LOGOS 7 (PENTAX-olivetti) (2)

Logos 7 は旭光学(現ペンタックス)のOEMであるが、このLogos 7 はオリベッティ社とペンタックス社双方の名前が本体とビニールケースに記されている非常に珍しいもの。


LOGOS 9

巨匠マリオベリーニがデザインしたオリベッティ社の最初のLCDタイプの電卓。1981年発売された。世界で最も小さい印字電卓でもあった。印字部分は中に隠れる構造になっている。ACまたは充電池を使用。日本製。

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Logos 55 (Olivetti)

1974年頃発売されたOlivetti社のデスクトッププリンティング電卓。巨匠マリオベリーニの設計。アルミダイキャストとABSポリマーで構成された非常に斬新なデザインの電卓でMOMAのパーマネントコレクションにもなっている。イタリア製。

Logos 55




Phote courtecy : Mr.Toshifumi Yamamoto

Tetractys 24

機械式計算機