その他のメーカー2




    タイガー計算機

    タイガーは機械式計算機で市場をリードした会社である。しかし、日本計算機がビジコン社として電卓分野へ積極的に展開したのに比べ、同社は電卓への移行が遅れた。タイガー計算機の販売した電卓のほとんど全ては他社の生産したものであると思われる。

タイガー1213

1970年2月頃発売された。
当時の価格は137,000円。
製造は日本通信工業株式会社。








Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

タイガー1213E (Tiger)

1971年発売。
当時の価格は68,000円。


DC-8SA (Tiger)

機械式計算機で市場をリードしたタイガー計算機より1973年2月に発売したポケット電卓。
住友商事の仲介でブラザー社よりタイガー計算機にOEM供給されたもの。
タイガー社は、電卓を自ら生産するのではなく、数社の電卓メーカーからOEM供給を受け、タイガーブランで販売した。
DC-8SAは、当時としては先端的なキーボード機構(軟質シリコンゴムと非接触誘導)を採用しており、単3電池を5本使用た。内部には日立と東芝製のチップが使われている。当時の価格23,700円。
同時に DC-8S (32,500円)も発売された。



    Micro Instrumentation & Telemetry Systems (MITS)

    世界で最初のパーソナルコンピュータ Altair を製造販売したことで有名なMicro Instrumentation & Telemetry Systems (MITS)社(本社米国 ニューメキシコ州)が製造販売した電卓。全てが米国国内で製造されたものである。

Phote courtecy : Mr.Frank Boehm

150

1973年に発売された。
当時の価格は$149.95であったが、同時に組立キットが $119.95で販売された。





Phote courtecy : Mr.Frank Boehm

908M

1973年に発売された。
当時の価格は$129.95であったが、同時に組立キットが $99.95で販売された。






Phote courtecy : Mr.Frank Boehm

941M

1973年に発売された。
当時の価格は$149.95であったが、同時に組立キットが $129.95で販売された。




    信和ディジタル

Tallymate (Victor Comptomater)

1971年にビクター社から発売された信和ディジタル社のOEM電卓。テキサスインスツルメンツ社のワンチップLSI 、TMS-1050を使用している。
当時ビジコン社から世界初のポケット電卓LE-120Aが発売され話題となったが、LE-120Aは非常に高価だった。
これに対し、同じ年に発売されたTallymate は図体こそ大きかったものの、LE-120A と同様乾電池を使い、価格はLE-120A の半額だったことから大きな人気を博した。



    Kobenica

U-TAC TC-8

Tallymate と似た形状の電卓。詳細不明。電卓の左上に記されている "Kobenica" がメーカー名であろうか。電池ボックスのふたには "U-TAC MODEL: TC-8" と書かれている。内部をみると、Tallymate よりはるかに複雑な構造になっていることから Tallymate より若干早い時期のものとみられる。CPU にはテキサスインスツルメント社のチップが用いられ、チップには"TMS0105BNC 7245" と記されている。
Tallymate と同様非常に懐かしさを感じさせるデザインの電卓である。


    シルバー精工 (Silver Reed)

    タイプライター、編機を製造。本社は東京新宿、工場は小平市にあった。1974年当時で事務用機械の取扱割合は50%、従業員数2200名だった。

Mini W

液晶電卓。香港製。







    東興化学工業 (TOKO)

MINI-8 (TD-802D)

東興化学工業から1974年に発売された8桁電卓。単3電池4本若しくはアダプター使用。チップは TI 社製。8,900円。

組み立てキット(TD-802DK)が7,500円で発売されていた。


    TOHO TSUSHO

Censor-1

単3電池2本若しくはアダプターで駆動。NEC 社製のチップを使用。サイドから見たデザインがなかなかよい。


    東京エレクトロン研究所

    電算機周辺機器、半導体製造機器、半導体テスター、音響製品などを取り扱っていた。
    1974年当時従業員数200名、本社は新宿、全国に6つの支店・営業所があった。

mark1 80AD (Tokyo Electron)




    ゼネラル (GENERAL)

    川崎市に本社、工場があった。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、冷暖房器具、通信機、音響機器、電子レジスターなどを生産している大企業。1974年当時で従業員は4000名年間の総売上は466億円あり、そのうち事務用機械の占める割合は13%だった。

807

単3電池3本使用。
NEC製CPU使用。




    伊藤忠商事 (C.ITOH)

    1974年のビジネスマシーンズ・イヤーブックによると、リコー、東芝ビジネスマシンなどから事務機械を仕入れ販売していた。

8005

内部をみるとNECの文字とZEBRAの文字が見れる。



    丸紅飯田 (Miida)

    丸紅飯田は日本で生産された電卓をMiidaブランドで海外で販売した。多くの機種はOmron社のOEMとみられる。

8

Omron 80 のOEM 版。
オムロンのCPU、パナソニックの充電池と東芝の半導体を使っている。箱には、"Miida Electronics,Inc. 17 EMPIRE BLVD, S. HACKENSACK, N.J. 07606"の記述がある。(箱自体は日本で印刷されたもの。) シリアルNo.01731249。
Omron 80


    チノン (Chinon)

Executron 8M

単2電池4本若しくはACアダプター使用。数字は非常に明るく見やすい。イギリスで販売されていたもの。CPUはNEC製。


    ヤシカ (Yashica)

    カメラメーカー。電卓も生産していた。

Pickey

ケースが本の形をしている。キータッチはかちかちと軽快に反応する。
単三電池4本使用。ACアダプターも使用可。101(w)×146(D)×31(H)mm。日本製。



    システック (Systek)

    システック社は電卓分野ではかなり先進的な企業であったが、電卓戦争の最中1976年頃、倒産したといわれる。しかし詳細については不明。

mini 8

このmini 8 は国内ではあまりみかけないが、海外で良く似たタイプを時々みかける (ADLER SIR etc)。これらはシステック社のOEM製品でないかと思われる。
単4電池3本使用。92×62×22mm。

→Small LED type calculator


    無電テレビ工業 (Muden televi)

    名古屋市にあるTV受信アンテナ、トランシーバーなどを製造する会社。
    同社は電子式卓上計算機「エレタック8」()を発売し、電卓分野に進出した。

Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

ELETAC 8

1972年11月に無電テレビ工業が最初に発売した電卓。
19,500円。


ELETAC 10 (MUDEN)

「時代の先端を行くアメリカ・カーデザインのカーブをとり入れた優美なボディーライン」が特徴の電卓。

TI社製ワンチップMOS-LSIを使用。
230(W)×70(H)×180(D)mm。1.2kg。

23,500円。


スペースエージデザインデスクトップ電卓

エレタック10
MOS-LSI仕様の10桁電卓。
23,500円。
<裏面>





ELETAC mini DELUXE 8

ポケットサイズ MOS-LSI電卓。
ストラップが本体上部中央についている。ボタンは真四角、本体は優雅な曲線のレトロなデザインの電卓である。
単3電池4本使用。
4,500円。
76(W)×132(D)×30(H)mm。

エレタック ポケット電卓
エレタック ポケット8標準機4,000円
エレタック ミニ デラックス√x、%、π、±4,500円
エレタック ミニ メモリーメモリー計算5,000円




    長崎屋 (Nagasakiya)

    当時はスーパーも自社ブランドで電卓を発売した。
    他にダイエーも自社ブランドの電卓を発売している。

Sunbird

裏面にうっすらとDT8M914の文字がみられるがこれが型番だろうか。シリアルNo.000985。
内部は単純な構造になっており、”GICO49.8.24."のシールが貼ってあることから1974年製であることがわかる。



    太陽ビジネスマシン (GLORIA)

    太陽ビジネスマシン社は、千代田区神田に本社を持ち大宮市に工場を持っていた。1974年当時の従業員数は48名で計・加算機・電卓、レジスター、エアーポットの部品などを製造していた。
    GLORIA は太陽ビジネスマシン社が発売した電卓のブランド名。

LM-8

GLORIA LM-8は水平タイプの電卓。
充電式で充電池4本を内臓している。



    メーカー名不詳

800PK (-)

キーボードはリコーのRC-8Bと同じもの。ON-OFFスイッチの位置や配線など非常に良く似ている。ただ使われているCPUは異なっている。