松下通信工業 デスクトップ電卓

 松下通信工業が電卓を手がけたのは1969年、西ドイツのオリンピア社から電子式卓上計算機の開発、供給の要請を受けたことに始まる。1969年契約が成立すると同年11月にはPANAC-12W を製造し、国内販売するとともにオリンピアブランドで輸出もした(当時の価格は20万円前後であった)。
 その後、IC、LSIの応用により電卓の性能は大幅に向上し、小型化、低価格化が進んだ。1971年11月には初の小型携帯用、電子ソロバンPANAC850が、1972年9月にはPANAC850が発売された。
(出所:松下通信工業「松下通信20年のあゆみ」(昭和53年1月)





Phote courtecy : "MANAKOTTI"

PANAC-12W

1969年11月に発売された松下最初の電卓。
IC 150個、ダイオード 46個使用。
326(W)×114(H)×365(D)mm。約6kg。
当時の価格198,000円。




Phote

PANAC-1202 (JE-202)

1970年に発売された。
PANAC-12Wと比べ小ぶりになり、重量も軽くなった。
当時の価格 139,800円。
DTL-IC、MOS-IC使用。
317(W)×113.5(H)×297(D)mm。約4kg。
1970年グッドデザイン選定電卓。


Phote

PANAC-1206 (JE-206)

PANAC-1202とほぼ同じ時期に発売された。
サイズ、重量はPANAC-1202と全く同じ。

PANAC-1000 (JE-102)

1971年8月に発売された10桁定数キー付デスクトップ電卓。
初期のニキシー管を使った電卓でありながら、高さが7cmと非常にスリムになっており、手首を机に乗せたままキーを操作できる。
外見も白いプラスチックできれいな曲線をまとめており、デザイン的にも美しい。
71年にはグッドデザイン賞も付与された。
当時の価格69,900円。


Phote courtecy : Mr.T.Yoshida

PANAC-1210 (JE-1210)







Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

PANAC-800 (JE-800)

1971年12月に発売された松下初の MOS-LSI 1個を収めたワンチップマシン。
当時の価格 49,800円。







Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

PANAC-1010 (JE-1010)

1972年に発売された。


Phote courtecy : Mr.T.Yoshida

PANAC-802 (JE-802)




Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

PANAC-1216 (JE-1216)

1976年に発売された。






Phote courtecy : Mr.Toshiro Hata

PANAC-2601 (JE-2601)

1976年に発売された。






PANAC-835 (JE-835)

8桁の小型デスクトップ電卓。TI社製ワンチップ MOS-LSを搭載I。単一電池2本を頭の部分に入れる。アダプターも使用可能。
145(W)×150(D)×44(H)mm。540g。



PANAC-1604 (JE-1604)

10桁デスクトップ電卓。単一電池2本を頭の部分に入れる。アダプターも使用可能。
内部は非常にシンプル。数字表示板の下にテキサス・インスツルメント社製のCPUが配置されている。
155(W)×182(D)×55(H)mm。




Phote courtecy : "MANAKOTTI"

PANAC-2604 (JE-2604)

12桁デスクトップ電卓。