その他のメーカー3 (旧東側他)

電卓は日本、アメリカ、イギリスを中心にドイツ、イタリア、スペイン、香港、韓国、台湾などで生産されたが、それ以外にもロシアをはじめとする旧東側諸国、スウェーデン、アルゼンチンなどでも生産された。


ロシア (Russian)

旧東側諸国では、西側諸国との間に障壁があったことから、電卓も東側内部で独自に開発、製造された。こうした電卓の中には既に発売されている西側諸国の電卓のデザインをまねたものも多くみられたが、電卓の性能や安定性については西側諸国の電卓にはるかに及ばなかった。

ロシア製電卓については、Andrew Davie 氏の Museum of Soviet Calculators (MOSCOW)) が詳しい。

Elektronika B3-18A

1979年に発売されたロシアらしいデザインの電卓。



Elektronika B3-26


Elektronika B3-36

1984年製。
オーストラリアにいった時、Andrew Davie 氏からいただいたもの。

Elektronika MK 33






Elektronika B3-38

1983年に発売されたカードタイプ電卓。







Elektronika MK 52








ブルガリア (Bulgarian)


1978年9月3日ブルガリアで
発行された elka 55 の切手

elka 101 (ISOT)

ISOT製電卓。輸出はISOTIMPEX。単3電池4本使用。


elka 130 (ISOT)





旧東ドイツ (GDR)


Konkret 100 (RFT)

非常に珍しい旧東ドイツ製電卓。
単3電池4本またはACアダプター使用。
Konkret 100 の取り扱い説明書



ルーマニア (Romania)


CE 801 (Felix)

非常に珍しいルーマニア製電卓。
単3電池3本またはACアダプター使用。





スウェーデン (Sweden)


FACIT 1101 (FACIT)

 Facitはスウェーデンの機械式計算機のメーカー。
 電卓分野の進出は遅れ、ほとんどの電卓はシャープからのOEMによった。
 Facit 1101 は、Facit社の電卓の中で数少ない(おそらく唯一の)スウェーデンでFasit社自らが製造したポケット電卓である(Fasit社はポケット電卓以外に少なくとも2つの関数電卓を発売している)。
 1101は1955年からFacit の製品のデザインを担当していた現スウェーデン国王の叔父の Sigvard Bernadotte (1907-2002) がデザインしたものである。彼は1934年にドイツ人とポーランド人の混血のErika Patzekという女性と結婚したために、prinsの称号を剥奪され、その後は民間人として暮らしていた。
 このデザインは手に持って使いやすくかつ机においても使いやすいものを追求した結果生まれたものである。また機能面でも、1101は節電のため30秒間使用しない場合にはサスペンド状態に入り、再びキーを触ると復帰するという当時としては優れた機能も有していた。

Facit 1127




アルゼンチン (Argentine)


Microcifra 4 (Fate)

8桁電卓。なかなか変わったデザインの電卓。CPUはロックウェル社製 "B5000CC 7649"。ボタンの構造が非常に単純になっている。単3電池6本またはACアダプター使用。シリアルNo.003602。66(W)×148(D)×35(H)mm。


un 8045 (Unitronic)

8桁関数電卓。CPUはロックウェル社製 "A4001CC 7619"、LEDディスプレイは日本製を使用。単3電池4本またはACアダプター使用。シリアルNo.320281。76(W)×145(D)×32(H)mm。